【これで解決!】寝苦しい夜を快適に過ごすエアコンの使い方
高温多湿の日本の夏は、
海外からの旅行者にとって
快適とは言えないようです。
もちろん日本人にとっても…。
最近は、夜でもあまり気温が下がらず、
さらに寝苦しい季節になりました。
寝るまでに時間がかかる、
暑さで夜中に目が覚める、
睡眠が浅く、疲れが取れない、
そんな日が続くと困りますね。
寝苦しい夜の対策をご紹介します!
熱帯夜とは
気象庁によると、夕方から翌日の朝までの
最低気温が25度以上になる夜のことですが、
「夕方から翌日の朝まで」の定義はなく、
一般的に「1日の最低気温が25度を上回る日」
が熱帯夜として扱われています。
大阪市での熱帯夜の平均日数は、
1980年代は年間30日程度でしたが、
2000年代には40日を超えています。
夏が年々暑く感じるというのも、
気のせいではありません!
熱帯夜の原因
熱帯夜の主な原因は、コンクリートや
アスファルトからの熱放射です。
夏は日照時間が長くなります。
昼間に太陽の熱を吸収した地面が、
夜になっても冷えず、熱を発散し続けるため、
夜の気温が下がりにくくなります。
コンクリートやアスファルトは、
土に比べて熱を蓄える力が大きく、
熱帯夜は、郊外より都市部で
多く発生します。
寝苦しさの理由
ズバリ、体温調節です。
眠気と体温は深く関係しており、
睡眠時には体温は低下します。
睡眠中に下がり続けた体温は、
午前3〜5時頃に最も低くなり、
その後、起床に向けて上昇します。
眠たくなると手足や顔が温かく感じますが、
これは体温を下げるために体の末端の
血管を広げて熱を逃がしているためです。
人の体は汗をかいて、体温を調整します。
汗が蒸発する際に体の表面の熱を奪うことで、
体温を下げるからです(気化熱)。
ところが、夏は気温と湿度が高く、
汗をかいても蒸発しにくいので、
体温を下げる調節がうまくできず、
寝苦しいと感じるのです。
寝るための準備
1.室内を冷やす。
寝る1時間ほど前から
部屋を冷やします。
部屋(の空気)を冷やすのにも
時間がかかるため、寝る時に
エアコンをオンにしても、
なかなか適温にはなりません。
スムーズに眠りに入れるよう
26度程度に設定して、
部屋を冷やしておきましょう。
2.3時間のタイマーをセットする。
寝る直前には、設定温度を28度にし、
3時間のタイマーをセットします。
通常、就寝直後に発汗が始まり、
人は寝ている間に、少なくとも
コップ一杯程度の汗をかくと
言われています。
タイマーが切れると徐々に室温が上がり、
汗を乾かし始めます。
汗が完全に乾いてしまうと、気化熱による
冷却ができずに、体温が上がり始め、
起床時にスッキリと目覚めることができます。
3.扇風機を利用する。
寝るときにエアコンを使いたくない方は、
扇風機を利用しましょう。
気流を作ることによって、
体感温度を下げることができます。
部屋の構造により、エアコンの風が
届きにくい場合にも扇風機は有効です。
扇風機の風が直接体にあたり続けると
冷えすぎにつながるので、気をつけましょう。
まとめ
暑い夜には、ついついエアコンを
つけっぱなしにしてしまいがちですが、
冷やしすぎは、体調を崩す原因です。
エアコンは室温を下げ、体の表面を
冷やしてくれますが、汗をかきにくく
してしまうため、体温を下げる働きを
弱めてしまいます。
その状態で暑い外気に触れると、
体の温度調節機能がうまく働かず、
夏バテや体調不良を引き起こします。
一晩中、エアコンを使いたい方は、
28度程度の冷えすぎない温度に設定し、
湿度を下げるドライ運転にしましょう。
起床時間の60分ほど前に切れるよう
タイマーをセットしておくと、
室温と体温が少しずつ上昇し、
体への負担を減らすことができます。
近年、エアコンを使わなかったために
熱中症になるケースも発生しています。
エアコンを上手に活用して、
暑い夏を乗り切りましょう!
MATSUは全室冷暖房完備なので
寝苦しい夜も快適です。
睡眠不足のままでは、
せっかくの旅行プランも台無し!
しっかり眠って、体の疲れを取り、
大阪観光を楽しんでくださいね。