MATSUのオリーブ、元気に育っています!
3月中旬、ようやく陽射しが
暖かくなって春めいてきました。
MATSUの玄関横に置いている
オリーブの木も冬を乗り越えて
元気に育っています!
3月15日は“オリーブの日”だそうです。
Shinji
オリーブの日の由来
1950年(昭和25年)3月15日に昭和天皇が小豆島を訪問された際に、オリーブの種をまかれたことにちなんで、昭和47年に「オリーブを守る会」がオリーブの日を制定しました。
当時、昭和天皇がまかれた種は発芽し、成長した木々の1本が現在では立派な木になっています。
オリーブってどんな木?
オリーブはモクセイ科の常緑高木で、原産地は地中海沿岸・中近東です。
オリーブといえば、最初に思いつくのはオリーブオイルですね!これは、オリーブの実からとれた油です。オリーブの実は油を搾る以外にもピクルスや塩漬けにして食用にすることもあります。
オリーブの種子からも油が取れますが、これはオリーブ核油といい、オリーブ油よりも品質が劣ると言われています。
オリーブは実だけでなく、木材としても利用されます。オリーブの材質はかたく、油分が多く含まれるため耐久性があります。そのため、まな板などの台所用品によく用いられます。
また、オリーブ栽培の歴史は古く、原産地が地中海沿岸であるため、聖書にもオリーブが登場します。「ノアの方舟」では、鳩がくわえたオリーブの枝を見て、ノアが洪水が引き始めたのを知るという一節があります。そのことから、オリーブは鳩とともに平和の象徴とされるようになりました。国連の旗にもオリーブが描かれています。
オリーブオイルの効用
オリーブオイルに含まれる栄養素で特徴的なものはこの2つ!
ビタミンE
ビタミンEには、トコフェロールとトコトリエノールの2種類があり、それぞれ4つのタイプに分けられます。オリーブオイルに主に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールと言われるものです。α-トコフェロールは、ビタミンEの中で人の体にとって抗酸化作用が一番強いと言われています。
ビタミンEには、血管を健康に保つほか、血中の悪玉(LDL)コレステロールの酸化を抑制したり、赤血球の破壊を防いだりする作用もあることが知られています。
オレイン酸
オレイン酸という脂肪酸がオリーブオイルの主成分です。肉などに含まれる飽和脂肪酸とは違い、健康維持に役立つといわれる不飽和脂肪酸の一種です。悪玉(LDL)コレステロールを減らす働きがあり、動脈硬化や心筋梗塞などを予防に役立ちます。
ところで、善玉コレステロール・悪玉コレステロールの違いはご存知ですか?
善玉(HDL)コレステロールは、余ったコレステロールを回収し、肝臓へ戻す役割があります。体に悪影響を与えかねない量のコレステロールを運び出し、血管の掃除をすることから、「善玉」と言われています。
悪玉(LDL)コレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを血流に乗って全身へ運ぶ役割があります。しかし、増えすぎると行き場を失い血管壁にこびりき、動脈硬化の原因となるため「悪玉」と呼ばれます。LDLコレステロールは、過剰摂取が問題なのであって、それ自体が体に悪影響を及ぼすわけではありません!
オリーブの実の食べ方
熟したオリーブの実は黒くツヤツヤとしていてプルーンのようにも見えますが、渋みが強くそのままでは食べられません。
去年の秋にはMATSUのオリーブにも実がなりました!
Taku
オリーブの渋抜きには様々な方法があります。代表的なものは以下の3つです。
〇苛性ソーダを使う方法
他の方法に比べて短時間で渋抜きができます。ただし、苛性ソーダは劇薬に指定されているため取り扱いには注意が必要です。市販されていないため、薬局などで身分証を提示して購入しなければなりません。
〇塩水を使う方法
イタリアなどでも行われている伝統的な方法です。7~10%程度の塩水に浸して、冷暗所で保管するだけ。ただし、空気に触れたり、気温が高かったりするとカビが生えるので、こまめな確認が必要です。渋が抜けるまで半年~1年と時間がかかってしまうのも大変なところです。
〇重曹を使う方法
種抜きした(または傷をつけた)オリーブを3%の重曹水に漬けます。10日ほどで渋みが抜けます。水は毎日取り換えなければなりませんが、劇薬を使わず、時間もそれほどかかりません。
山田オリーブ園さんのHPでたくさんの方法が紹介されていますので、興味のある方はご覧ください。
MATSUにお越しの際は玄関横のオリーブにもぜひ注目してくださいね!
Shinji