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京都に5年住んでも知らなかった「祇園祭」のすべて!

 
祇園祭
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ゲストハウスを運営するスタッフのひとり。頭脳明晰で豊富な知識を持ちます。様々なトラブルも冷静に対処するので、ゲストハウスMATSUの縁の下の力持ち。シャイなところもあるが、ツンデレで隠れファンも多いとか。

成長するゲストハウスMATSUのタクです!

ゲストハウスMATSUでは
大阪を中心に関西圏内の
様々なイベントもご紹介しています!

さて、本格的な夏の季節が始まりましたが
夏と言えばやっぱり祭り!!

今回は日本三大祭りにも数えられる
祇園祭をご紹介!!

これが「祇園祭」の全て!!完全ガイドです!

祇園祭

★★MATSUからの「祇園祭」へのアクセス★★
MATSU最寄りの天下茶屋駅から阪急に乗り継ぎ
祭りの中心「烏丸駅」まで約1時間です。

以前は京都に住んでいたので、仕事帰りに宵山を楽しんでました。

Taku

 

祇園祭の歴史

祇園祭は1000年以上前から行われています。
ここでは祇園祭の歴史を簡単にご紹介します。

863年、疫病が流行し、京都の神泉苑で
初めて御霊会(ごりょうえ)が行われました。

疫病などは、亡くなった人たちの
祟りであると考えられており、
疫神や死者の魂を鎮めるために
行われる儀式が御霊会です。

864年以降、富士山の噴火を始め、
全国的に災害が多く発生しました。

社会不安が深刻化する中で、
当時の国の数を表す66本の矛を立て、
疫病の神様と考えられていた
牛頭天王を祀り御霊会を行います。

この869年の御霊会が祇園祭の
起源とされています。

 

祇園祭のスケジュール

祇園祭

祇園祭といえば、7月中旬に行われる
山鉾巡行と宵山のイメージが強いですが、
実は、7月1日から31日まで1か月間
も行われているんですよ!

祇園祭は御霊会に端を発する神事で、
神様を迎える「神幸祭」と、
神様をお送りする「還幸祭」
の2つに分けられます。

山鉾巡行は神様が通る道を清める意味があり、
前祭の山鉾巡行は「神幸祭」のために、
後祭の山鉾巡行は「還幸祭」のために
それぞれ1回ずつ、計2回行われるんです。

ここに祇園祭の主な行事をまとめました。

日程イベント内容など
7月1日長刀鉾町稚児お千度長刀鉾町稚児が八坂神社に参拝して、稚児に選ばれたことを奉告し、祭の無事を祈ります。
7月2日くじ取り式山鉾のその年の巡行順をくじ引きによって決めます。
山鉾町社参くじ取り式を終えた山鉾町の代表者が八坂神社に向かい本殿でお祓いを受けます。
7月3日船鉾神面改めご神体が身につけるお面(神面)は、普段は厳重に保管されていますが、毎年7月3日に取り出し、その無事を確かめます。
7月5日長刀鉾町稚児舞披露稚児が長刀鉾町の関係者の前で稚児舞を披露します。
7月7日綾傘鉾稚児社参長刀鉾町稚児と同様に、八坂神社で稚児に選ばれたことの奉告します。
7月10日神用水清祓式四条大橋のすぐ南の東岸に作られた祭壇で神事を行ったあと、四条大橋の上から桶を使って夜の神輿洗いで使う水を鴨川からくみ上げます。
お迎え提灯八坂神社西門下に戻って神輿洗いに向かう前の神輿を迎える提灯行列です。
神輿洗い朝、鴨川からくんだ水を榊に含ませて大きく振りかざし、神輿に振り掛けます。この榊に含まれた神用水は見物人にも掛けられ、厄除けになるとされています。
7月12日前祭の鉾の曳き初め
7月13日長刀鉾稚児社参稚児が五位少将・十万石大名の位と格式を授かります。
久世駒形稚児社参
前祭の傘鉾建て
7月14日前祭・宵々々山夜店が出るのは宵々山(翌日)からです。
7月15日前祭・宵々山出店・夜店が立ち並び、四条通と烏丸通が歩行者天国になります。
宵宮祭本殿から神輿に神霊を移します。
山伏山護摩焚き聖護院からやって来た山伏たちが法要を行った後、路上で護摩焚きを行います。
7月16日前祭・宵山出店・夜店が立ち並び、四条通と烏丸通が歩行者天国になります。
献茶祭表千家と裏千家が隔年交代で、神社境内の井戸水で茶を点てて神前に供えます。
前祭・日和神楽次の日の巡行の安全と好天を祈願して、祇園囃子を演奏しながら四条寺町の御旅所まで往復します。
7月17日前祭・山鉾巡行
長刀鉾稚児・お位返しの儀稚児が八坂神社から授かった五位少将・十万石大名相当の格式を返します。
神幸祭本来の祇園祭の中心行事です。八坂神社から中御座神輿(なかござみこし)・東御座神輿(ひがしござみこし)・西御座神輿(にしござみこし)の大神輿3基に召した神々が各氏子町を通ります。
7月19日松取式北観音山と南観音山が2本の松から真松を選びます。
7月21日後祭・宵々々山
7月22日後祭・宵々山後祭では夜店は出ません。
7月23日後祭・宵山後祭では夜店は出ません。
煎茶献茶祭在洛の煎茶道6流派各家元の輪番奉仕により行われます。
役行者山護摩焚き聖護院からやって来た山伏たちが宵山期間に奉納された護摩木を路上に作られた大きな護摩壇で焚き上げ、護摩を奉納した人の祈願成就と、明日の巡行の安全を祈ります。
7月24日後祭・山鉾巡行
還幸祭神輿と神々が八坂神社へ還ります。
7月25日千団子還幸祭の際に神輿に供えられた団子が参拝者に配布されます。食べると厄除けの効果があるとされています。
7月28日神用水清祓式夜の神輿洗いで使う水を鴨川からくみ上げます。
神輿洗い7日10日と同様に神輿を清め、蔵に収納されます。
7月29日神事済奉告祭祇園祭の終了を神に奉告します。
7月31日疫神社夏越祭関係者に続いて一般参拝者が鳥居に取り付けられた茅輪をくぐり、護符を受けます。

*これ以外にも行事はたくさんあります。また、一般には非公開のものもあります。

 

祇園祭の楽しみ方(夜編)

祇園祭宵山

祭と言えばやっぱり夜!
心が踊り出しますね♪

夜の祇園祭を楽しむなら宵山

「コンチキチン」と祇園囃子が鳴り響き、
京都市内がお祭りムードに包まれます。

宵山は山鉾巡行の前夜祭のようなもので、
前祭と後祭で3日間の計6日間行われます。

7月16日と7月23日が宵山、
その前日は宵々山、
前々日が宵々々山と呼ばれます。

一番盛り上がるのは前祭の宵山です。

午後6時から四条通と烏丸通は歩行者天国となり、
たくさんの夜店も立ち並びます。

後祭では夜店は出ないので、注意が必要です。
夜の宵山を楽しむなら前祭がおすすめ!

また、宵山では翌日の巡行を控えた
山鉾が一般公開されています

祇園祭宵山

この時だけ実際に山鉾に登って、
中を見ることもできるんですよ!

搭乗券や粽を購入することで
乗せてもらえる所が多いですが、
無料のところもあります。
*女人禁制となっている山鉾もあります。

歩行者天国は、
午後6時から午後11時まで予定されていますが、
開始後しばらくは大変混雑します。

午後9時を過ぎると少し人も減り始めます。

人混みが苦手という方や時間に余裕のある方は、
少し遅めに出かけてはいかがでしょうか?

その際は「函谷鉾の提灯落とし」をぜひご覧ください。

祇園祭の函谷鉾

午後10時頃、祇園囃子に合わせて提灯が一斉に消え、
全ての提灯が一気に下に落とされます。

ほんの一瞬の出来事ですが、印象的で
宵山の締めにふさわしいイベントです。

 

祇園祭の楽しみ方(昼編)

山鉾巡行

お昼に行くなら山鉾巡行
祇園祭のメインイベントです。

山鉾巡行は、17日と24日の2回行われ、
京都市内の該当地区の町民や
ボランティアの方々によって、
山鉾が曳かれます。

山鉾巡行の順番は、7月2日の
「くじ取り式」によって決められます。

長刀鉾だけは毎年先頭と決まっているので、
前祭では長刀鉾を先頭にして
23基の山鉾が巡行します。

四条烏丸を午前9時に出発して、
四条河原町、河原町御池を経由して、
11時30分頃、新町御池に到着します。

この長刀鉾に続く2番目の山鉾は、
「山一番」と呼ばれ縁起物とされています。

宵山では山一番の粽を求める人が多いそうです。

宵山に行かれる方は、事前に「山一番」
をチェックしておいてはいかがでしょうか?

後祭の順路は、前祭とは逆になります。

10基の山鉾が烏丸御池を午前9時30分に出発して、
河原町御池、四条河原町を経由して、
四条烏丸に11時30分頃に到着します。

山鉾巡行の見所はもちろん
動く美術館ともいわれる「山鉾」と、
重さ10トンを超える山鉾を回転させる
迫力満点の「辻回し」の2つです。

祇園祭辻回し

次は、おすすめの観覧ポイントをご紹介!!

 

山鉾巡行を見るならココ!

各山鉾町の出発地点

出発地点は穴場で、辻回しも簡単に見られます。ただし、全部の山鉾を見ることはできません。
前祭では、菊水鉾、鶏鉾、放下鉾、船鉾、岩戸山が辻回しを行います。

四条通(烏丸通から河原町通)

阪急の駅があり、交通の便が良いため混雑しますが、早めの時間に行けば近くで山鉾を見ることができます。
どうしても前方で見たい場合は、比較的すいている後祭が良いかもしれません。

河原町通

四条通より道幅が狭く、さらに混雑します。
行くなら、山鉾巡行に続いて花傘巡行も見られる後祭がおすすめです。

御池通

前祭ではほぼ全部の区間が有料観覧席です。
一般観覧はその後ろからの観覧となるため、山鉾までの距離が遠くなります。
後祭では有料観覧席が市役所前にだけ設置されるので、観覧しやすくなります。

まとめ

私は5年も京都にいましたが
「祇園祭」の詳細については知りませんでした。

こうやって詳しく知ることで
祭に対する思いも違ってきますね!!

祭りは日本を代表するイベントです!

ゲストハウスMATSUに来られる外国人ゲストも
祭りに興味のある方や祭りへの参加目的で来られる方も少なくありません!

ぜひ祭や行事の意味を知って教えてあげてください!!

今年の前祭は、宵々山・宵山が
週末・祝日と重なり、人手も多そうですが、
祇園祭未体験という方は
一度、出かけてみてはいかがでしょうか?

ぜひ遠方の方がご参加の際は
アクセスにも便利な当ゲストハウスをご利用ください♪

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