MATSUがSUGIについて考える!
早いものでもう2月です。
あと1か月もすれば寒さも和らいで、
例の季節がやってきます…。
そう!花粉症!!
今や、日本人の4人に1人は花粉症だそうです。
MATSUにもゴリマツを含めた4人の中で
花粉症が1人います…。
うぅ…。目が、目がぁ~。
Taku
ムスカがおるぞ。
Shinji
花粉症とは
花粉症とは、スギ、ヒノキなどの植物の花粉が、
鼻や目などの粘膜に接触することで、くしゃみ、
目のかゆみなどのアレルギー症状が出ることです。
では、花粉症はどのようにして
引き起こされるのでしょうか。
花粉症の症状が発生する仕組みを知って、
効果的な花粉症対策をしましょう!
花粉症のメカニズム
花粉が私たちの体内に入ってくると、
それを排除しようとする「免疫反応」により、
くしゃみ、鼻水などの症状がでます。
花粉が体内に入ると、その花粉に反応する
「IgE抗体」というものが作られます。
IgE抗体は、血液中を流れて皮膚や
粘膜に多くあるマスト細胞(肥満細胞)の
表面にくっついて待機しています。
マスト細胞は肥満細胞とも呼ばれます。
肥満とは全く関係ありませんが、
マスト細胞は膨らんでいるので、
その見た目から肥満細胞と呼ばれています。
このIgE 抗体は、細胞の表面に徐々に
網の目のように張りめぐらされます。
そして、IgE抗体の量がある一定量を超えると、
花粉に対する免疫がはたらくようになります。
「今年から急に花粉症になった」
という人がいるのは、そのためです。
IgE 抗体が待機している状態を
「感作(かんさ)」と言います。
感作だけではアレルギー反応はおこりません。
感作の状態で、再び体内に入ってきた花粉が
マスト細胞上のIgE抗体と反応すると
ヒスタミンなどの化学物質が分泌され、
くしゃみ、目のかゆみなどの症状が出ます。
花粉症は、体に本来備わっている免疫反応が、
直接は害のない花粉に対しても過剰に
働いてしまう結果、起こるものなのです。
花粉症の症状
花粉症の主な症状は、くしゃみ、鼻水、
鼻づまり、目のかゆみなどです。
〇くしゃみ…体内に侵入した異物を体外に出そうとする働きです。
〇鼻水…くしゃみと同様に体内に侵入した異物を洗い流し、体外に出そうとする働きです。
〇鼻づまり…鼻づまりは鼻の粘膜が炎症などで腫れて、空気の通り道が狭くなった状態です。鼻水が詰まっている訳ではありません。
〇目のかゆみ…目やまぶたなどに炎症が起きてかゆみが生じます。
花粉症の対策
花粉症のメカニズムからもわかるように、
一番の対策は花粉に触れないことです。
花粉をシャットアウトする工夫と努力を!!
出かけるときは…
1.マスクやメガネをつけて、花粉が目や鼻へ侵入するのを防ぎましょう。
2.ウールなどの衣類は花粉がつきやすいです。特にコートなどのアウターはツルツルした生地のものを選びましょう。
3.晴れた日、雨が降った翌日、風が強い日は、飛んでいる花粉の量が多くなります。
帰ってきたときは…
1.服についた花粉は、外で(玄関に入る前に)払い落としましょう。
2.手洗い・うがいで花粉を洗い流しましょう。カゼの予防にも効果的です。
その他に…
1.花粉が多く飛びそうな日は、窓やドアを閉めておきましょう。空気清浄機を使うのもいいかもしれません。
2.気をつけていても意外と花粉は室内に侵入します。こまめな掃除を心がけましょう。
花粉症は、「初期療法」といって、
花粉が飛び始める2 週間くらい前から
対策することが効果的だと言われています。
スギ花粉は、関西では1月から少しずつ飛び始め、
2月下旬から4月上旬にかけてが最も多い時期です。
症状がひどくなる前に医療機関を受診し、
薬を飲みはじめることで、症状が出る時期を
遅らせ、花粉が多く飛ぶ時期の症状を
軽くする効果が期待できます。
花粉症、つらいですよね…。早めの対策で乗り切りましょう!
Taku